店長:今井 タケノコ採り奮戦記
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去る6月16日私はタケノコ採り(猛宗筍ではなく笹筍)に挑戦してまいりました。
いままでワラビやタラの芽などの山菜採りはしたことはありましたが、本格的なタケノコ採りはしたことがなかったので心配だったので、まずは弟子入りということで、春においしい「うるい」を提供いただいた金子農園の金子さんにお願いしたのでありました。師はもう山菜採りの名人ですので、服装、道具などなど初歩的なことからご指南いただいたわけです。クマも出るところなのでクマ除けの鈴や腰袋、リュックなどなど完全装備で、いざ出陣とあいなったのであります。 |
| 文=店長:今井 |
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2000年6月16日 朝5:30出発
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早朝4時半起床。口を開けて夢の中の妻と子を起こさないように気を遣い、そ〜っと家を出てコンビニで朝食を買い込み待ち合わせの場所へ。今回行くところは山形県八幡町と秋田県鳥海町とを鳥海山のへりをぐるりと半周して結ぶ”奥山林道”から向かいます。
八幡町の最終集落から林道に入って車を走らせること15分くらいでしょうか、するとそこにほそ〜い登山道の入り口が。朝の6時頃というのにすでに数台の車が。土日ともなると数10台の車が列をなして留まっているそうです。 【出発】
さてリュックを背負っていよいよ出発。
ここから登山道をひたすら登ることおよそ40分。すると尾根の上に出て目的地の「上の台」というところに着くんだそうです。
「ゆっくり登っていくから大丈夫だよ」と金子師匠に言われて「OK、OKついて行くから〜」と余裕の表情で出発したのでありました。
林道から登山道へ1歩入ってガ〜ン!”登山道”っていうからには”道”なんでしょうが、こりゃ”斜面”ですよ、”斜面”。私:「ず〜っとこんな感じなの?」 師匠:「うん、まぁだいたい」
後悔先に立たず。とりあえず来たからにゃ行くしかありませんので、師匠の後についてひたすら斜面を登るのでありました。
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斜面は急だし、残雪はあるし、こんなところに本当にタケノコなんてあるの?
と疑念をいだきながらも師匠に遅れないように必死で登ったのであります。 |
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【到着】(写真をクリックすると拡大します)
途中、休憩をいれて約40分。ひたすら登り続けてようやく目的地に到着。尾根の上なのである程度視界も開け、鳥海山もこ〜んなに近くに見えます。そりゃそうですよねぇ、2237mの鳥海山の中間地点くらいにいるんですから。
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【突入】(写真をクリックすると拡大します)
さてさて、ここからが本番!すでに体力を使い果たしたくらいヘロヘロでしたが、そうは言ってられません。
ここから笹藪のなかにいざ突入となるわけなんですが、本当に”突入”って感じなんです。どのくらい藪なのかっていうと写真をみて下さい。(地面に寝っころがって撮った写真です)こんな笹藪をかき分けながら、枯れ葉の下からちょこっと顔を出したタケノコを探さなければならないのです。
もし、こんな藪のなかでクマと出会ったらもうお手上げです。念の為大きい鈴をリュックの肩紐に付けてますが、ま、クマさんの方が先に人間の気配を感じてくれるのを期待するしかありません。もう3mくらい離れたら師匠の姿も見えません。だから鈴の音を頼りにしたり、時々声をだして所在を確認したりしてひたすら藪の中を這うように探します。
【発見】(写真をクリックすると拡大します)
で、どんな風にでてるかっていうと、こんな風に枯れ葉の下からニョキっと顔をだしているのもあれば、枯れ葉がちょっと盛り上がっているなぁっていうところの葉っぱを払ってみると顔を出してみたりと、ホントに注意して目を皿のようににして探さないと見逃してしまうような位しか出てないません。それだからこそ発見したときの喜びといったら、”砂漠の中でオアシス”、はたまた”男子校の中で女子生徒”を発見したときのような感覚でしょうか。そりゃ嬉しいわけです。きっとこの感覚が師匠を虜にさせてるんだなぁ、なんて思いながら黙々とタケノコを探すのでありました。
見つけたら腰袋に入れて、腰袋がいっぱいになったらリュックに入れて・・・。最初はリュックに移すたびに「よしよし、採れた採れた」と鼻歌混じりだったんですが、だんだんリュックが重くなるにつれ、ただでさえ歩けないのにその上パンパンのリョックを背負ってですから、もう数メートル進むだけでもヘロヘロ。もうこれ以上背負えないってところで笹藪から脱出。
【下山】
二人ともパンパンのリュックでご満悦なのですが、私はもう体力的にグロッキー(死語)。それに比べ師匠の元気なこと。おみそれしました。m(_
_)m
しばしの休憩後、大収穫のリュックを背負っていざ下山となったのですが、どっこいしょでリュックを背負ったらなんとひざが笑ってるじゃあ〜りませんか。(^^;
本当にもうひざがプルプルいってるんですよ。参りました。こんな状態であの斜面を無事林道まで降りれるんだろうかと不安になりながら、下山したのでありました。
案の定、すでに師匠のスピードにはついていけず、ひとり笑うひざと格闘しながらやっとの思いで下山したのでありました。下る途中これからタケノコ採りに向かう方何人かとすれ違いましたが、結構年配の方が多いんですよねぇ。あの人たちもたんまり背負ってもひざが笑ったりしないんだろうなぁと思うと、非常に情けなくなる店長でありました。
ま、苦労はしたものの着いちゃえばこっちのもの。あとは副店長と合流して大収穫祭の開催と相成るのでありました。
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| 収 穫 祭 |
| ここから、文=副店長:渋谷 |
【ご苦労さ〜ん!】
店長たちと待ち合わせをした場所は、八幡町にある家族旅行村。私はこの日、自宅から持ち込んだ七輪・炭・調理器具・調味料など、デイキャンプ道具を愛車につけてブンブン走ってきましたよ。
いました、いました、いましたよ。私の車を見つけて元気そう?(遠目には確かにそう見えた)に手を振る店長と金子さん。すでにビール片手に喉の乾きを癒しながら待っていてくれました。日焼けのせいかビールのせいか、二人とも顔がほんのり赤くなってます。
「おまたせ〜!どお?採れた?」の言葉に、ニンマリとほくそ笑みながら見せてくれたリュックにはタケノコがザックザク!「キャー、スゴ〜イ!!こんなに採れたの〜?それにすっごく太いタケノコだね〜。」と驚く私。これだけ背負うのも一苦労だったろうなあと思うほどにズッシリと重くなってました。なおかつ、店長が悲鳴を上げるくらいの獣道とか崖をよじ登って来た様子。ホントお疲れだよ。店長の歩く姿は「いやあーもうヘロヘロだよ〜〜!」を物語ってます。だって、腰が落ち、膝を曲げたまんまで歩いているんだもの。今もあの姿を思い出すとトッテモオカシイ。グフフフ!それにひきかえ、さすがです金子さん。まだまだ余裕の表情。それもそのはず、タケノコ採りは毎年恒例。それに今年はなかなか収穫にありつけず、この日が初の大収穫なんだそうです。しかーしこれだけ採ってもまだまだ採り足りない様子。店長がいなかったら今も山に入っていたんでしょうね。
おかしな格好で歩く店長に笑い転げながら「よーっしゃ、収穫祭だあ!」と準備に張り切る三人でありました。
【メニューは何?ナニ?】
地元にいてもこんなに立派なタケノコはなかなかお目にかかれません。数時間前まであの山の奥地に生えていたタケノコを、これから食べられるかと思うともうワクワクです。
さあ、ここでメニューを発表しましょう。まずは、一度食べてみたかった「竹の子の炭火焼き」。七輪でおこした炭火の上に網をわたし、洗ったタケノコを焼きます。それから、「天ぷら」、「みそ汁」といきましょう。火おこし担当は店長。さすがです!幼い頃からサバイバルな暮らしが身についているために「火おこしなんてチョチョイノチョイだゼ」と豪語するだけのことはあります。お見事!一方、金子さんと私は仲良くタケノコの皮むき。これだけ大きいと皮をむいてもなかなかの大きさ。みそ汁のタケノコは大きすぎてお椀からはみでちゃうよ〜。
「おお〜い、焼けたぞ〜」の声。タケノコが七輪の上でなかなかいい焼き色になっています。「アチ!アチッ!アッチチ」とふうふういいながら焼かれた皮をむきむきすると・・・。おおっ、なかからほんのり湯気をたてて、湯上がりのようなタケノコが顔をだしました。まずはタケノコのみの味をかみしめます。「おおお〜、うま〜い」
【いただきま〜す】
ってなことで、料理は上々。お次はテーブルをセッティング。冷えたビールも準備しました。私が自宅から持ってきたワラビも添えて・・・さっそく「いただきま〜す」
揚げたての天ぷら、すっごく旨いです。タケノコの味がぐっと引きだっているのは天ぷらじゃないかなあと思いましたよ。みそ汁もとってもいい味。ひとつまみ入れた「青さのり」もいい味だしてます。海の物と山の物とが一つのお椀の中で、素晴らしい味わいを出し合っているんですね。
タケノコの味を堪能した我々三人は満腹のお腹をさすりながらしばし休憩・・・。ここで一気に疲れがきたのではないでしょうか。店長、大の字になって寝ております。大丈夫、片づけは副店長にお任せくだされ・・・・・・・・。
あたりはぐるっと緑に囲まれ、空は青空、とってもいい天気。目の前には雪を残した鳥海山と月山が見え、身も心も浄化されるよう。採れたてタケノコを贅沢なままに堪能した私たちは、最後の力を振り絞って自宅にむかったのでありました。
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タケノコ採り1回でこのありさま。
”行動派店長”を自認しているわりにはあまりにも情けない。。。(T
T)
このままでは店長のコカン!?いや沽券にかかわるので、
ひとりリベンジを誓うのであった。
店長:今井次なる挑戦はいかに・・・。乞うご期待!
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