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朝8:30から作業開始と聞いていましたので、遅刻しないように念のため雨ガッパを持参して向かいました。採鮭場では組合員のみなさんがお茶を飲みながら今日の作業のミーティング中で、それぞれの分担を確認して8時30分いよいよ作業開始となりました。それぞれカッパに長靴、胴付き、完全装備で準備し、私も持参したカッパを着込みいざ出陣!とあいなったのでありました。
【捕獲】※写真をクリックすると大きくなります。
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梁(やな)には川をせき止めた大きな生け簀の下流に入り口が
作ってあり、本能に任せて遡上する鮭が一度入ったら戻れない
しかけになっていました。生け簀には、果てしない長い旅を経て、
生まれ故郷の川へとようやく帰還したたくさんの鮭が群がって
います。慣れた手つきで大きなタモ(魚採りの網)を生け簀に
差し入れ、鮭をすくう組合員のおじさんたち。すかさずこん棒で
ガツンとくらわせ・・・かわいそうではありますが・・・。 |
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私もじゃまにならない程度に手伝わせていただきました。
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ガツンとくらって悲しい最後を遂げたサケはベルトコンベアー に乗って作業場へ運ばれます。 |
【採卵】
ベルトコンベアーで送られてきた鮭はオス、メス仕分けされ、メスからは早速卵を採取します。卵を傷つけないように専用のナイフでお腹を裂くと、約3000粒のオレンジ色の宝石が勢いよく流れ出し、そりゃあもう・・・・叫んでしまいました。メスの鮭は採卵するとその生涯をとじます。今まさに熟練された組合員の手によって、命の伝授が行われようとしています。
【受精】
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採取された卵は、孵化用と商品用とに分けられます。孵化用の卵にはオスの精子をかけ素早くかきまぜ受精を成立させます。受精後は振動に対して大変弱く、破れやすい状態なるため静かに孵化場へ収容します。冬の間、組合員の徹底した管理が行われ、体長5〜6センチ、体重1グラムになる3月の放流を待つのです。
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【加工】

メスは産卵の為体内(お腹の辺り)の脂肪を消費してしまっているために、新巻や粕漬けなどに加工するのはオスの鮭なんだそうです。でも近年は新巻などの需要が減り、卵しか商品価値がなくなってきているそうです。人間の価値観の移り変わりには困ったもんだと、組合員の方々も嘆いておられました。
余分な鮭は廃棄処分になってしまうわけですが、こちらの組合ではそれではもったいないと、有機肥料づくりに取り組んでおられます。最近家庭用でも生ゴミ処理機が話題ですが、あの業務用装置を導入し、鮭のアラと"おから(豆腐のかす)"を混ぜて分解、とても良質な肥料を作りだしてます。
無農薬栽培に取り組んでいる「遊農くらぶ」では、夏の「だだちゃ豆」やその他の野菜類の栽培にこの肥料を使いとてもいい成果を上げられています。
鮭を育てて放流し、戻ってきた鮭を加工して、残りは有機肥料となり畑の肥やしとなる。これぞ究極のリサイクルではないでしょうか。恐れ入りました。
【孵化】
水温10度で25日を経過すると、卵の中に黒い目が現れる発眼期に入ります。その後、白く変色した卵や不受精卵を一個ずつ取り除く検卵作業が行われ、さらに約20日位で孵化が始まります。
【稚魚】
孵化したばかりの稚魚は、目以外は透明な姿をし、お腹に「さいのう」と呼ばれる栄養源の赤い卵黄をつけ泳いでいます。それが2〜3週間後にはメダカのような色となり、1ケ月後には餌付けを始め、体長が5〜6センチ、体重が1グラムになる3月中旬に川へ放流されるのです。
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