
畑の取材というのに、かなり高い所に来てしまった。町があんな下に見えます。
車一台やっと通れるほどの山道を、車を走らせていると・・・第一村人発見!
聞けば温海かぶの収穫中だというおばあちゃん。
「エッ?どこに畑が?」と車を降りると
「おぉぉぉー!」
おばあちゃんが作業しているとは信じがたいほどの畑です。
温海かぶの畑は、斜度30度はあろうか思う程の急斜面。
水はけが大切なんだそうですが、これはキツイッ!歩くだけで精一杯。いやいや、これは転がっちゃいますネ。
このあたりの山間部には温海かぶの産地が点在し、頑固なまでに昔ながらの焼畑農法を行い、温海かぶの味が守られているんです。
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温海かぶ栽培は、お盆の頃に山焼きを行い、まだ熱が残るうちに「種」を巻きます。 「間引き作業」以外は収穫までに何も世話をしません。まったくの無農薬栽培で、これぞ自然農法。
10月上旬頃、大きくなったかぶから取り入れ。斜面を這うようにして、雪が積もる直前まで収穫作業をおこないます。
栽培されている温海かぶの葉をめくってビックリ。
鮮やかな赤紫色と楕円形の可愛いカブが、まるでチョコンとお座りしているよう。焼畑の真っ黒な土、斜面を覆う豊かな緑の葉、かぶの赤紫色。この元気でナチュラルなコントラストがとても印象的です。 |
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焼き畑による灰の効果で、甘さと辛さのバランスがとれ鮮やかな赤紫色をした温海かぶ。
「生で食べてごらん」と言われ、さっそく「カリッ!」
なーんてみずみずしいかぶの味。生のかぶ、はじめて食べました。
生の温海かぶは外皮が赤紫色、果肉は純白。
これを甘酢で漬け込むと、全体が鮮やかな<あの>紅色になるんですね。
この色素の素であるルブロブラッシン(アントシアニンの一種)には酸化抑制作用があることが判明しています。
老化防止やがん予防などの期待があるそうですよ。 |
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かぶ栽培は連作ができないため、4〜5ヶ所くらいに畑を分散させて持ち、1ヶ所の畑を5〜6年に1回のペースで栽培しています。
急斜面での焼畑、種まき、収穫という作業は危険がいっぱい。
熟練のカンと技量が必要となります。機械化も不可能なためかなりの重労働。
しかし、温海かぶの味を守るため、あくまでも「焼畑」にこだわります。それも、本物の温海かぶの味を守るという頑固なまでの思いがあふれているからなのです。 |
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